しょめ節

会うわ 嬉しゅい 別れは 辛い おーて 別れが なけりゃ よい

雨の 降る日に おじゃるな 〇〇(名前) 下駄の 跡見て 思われる。

沖で 見た時や 鬼島と 見たが 来てみりゃ 八丈は 情け島

おみに あんかも あがぼうぐなろに 薩摩のしんどで もたぼじゃなし

おまえ 百まで わしゃ 九十九まで ともに 白髪の 生えるまで

お江戸 おじゃらば 口伝て たのむ まめで いるよと 言うてくれ

こんな 恋しい 八丈を 捨てて 何処へ 何しに おじゃるやら

今日は 嬉しい 皆さんと一座 明日も 一座で あれば よい

ここの 座敷は めでたい 座敷 鶴と亀とが 舞い遊ぶ

つれて 行くとて また だまされた わたしゃ 底土の 捨て 小舟

月が 出ましたよ 大根の沖に 今夜 踊らで いつ踊る

月の丸さと 恋路の道は 江戸も 八丈も 同じこと

二八 若さの ふたたび あらば 枯れ木に 花の 咲き とろむ

八丈 八重根の ばらばら 松は 誰が 伐るやら 薄く なる

八丈 捨てねば 父母様よ わたしや 添われる 身では ない

八丈 出るときゃ 涙で 出たが 三宅 御蔵は 歌で出る

三原山所の 雑木の中に 赤い 椿の 花も 咲く

南風だよ みな出て おじゃれ 迎え草履の 紅鼻緒

大和 男(お)の子 度胸が あらば 超えて おじゃれよ 黒瀬川

わしの 思いは 八幡山の 落つる 木の 葉の 数よりも